一般的にIPO(新規株式公開)をおこなう場合の公開価格は同業他社平均より若干割安に設定される場合がほとんどです。
なぜなら、買い手(需要)がなければは公開(上場)できないからです。
また、証券会社の戦略として「必ず利益の出るIPOを呼び水にして投資家に他の商品も買って貰いたい。」という心理的な要素もあるのでしょう。

2006年度のIPO(新規公開)した銘柄全188社の内、
公開価格よりもIPOの初値が値上がりしたのは、159社
公開価格とIPOの初値が同値だったのは、     9社
公開価格よりもIPOの初値が値下がりしたのは、 20社でした。


約90%のIPOは利益が出るのです。


また、公募割れするIPO銘柄には一定の傾向があります。

1)公開規模が大きく、公開株数も多い銘柄
2)東証2部の100株単位銘柄
3)同業他社平均PERで割安感のない銘柄
4)今後の成長性のない銘柄

上記に該当するIPO銘柄は公募割れする可能性があります。

逆に上記と反対に下記に該当する銘柄はIPOの初値が高騰し易いといえるでしょう。

1)公開規模が小さく、公開株数も少ない銘柄
2)東証マザーズ、大証ヘラクレスの1株単位銘柄
3)同業他社平均PERで割安感のある銘柄
4)今後の成長性の高い銘柄


IPO(新規公開株)の魅力は、安い値段で株式を購入でき、高い値段で売却できることです。株価というものは、買いたいと思う株数が、売りたいと思う株数を上回っている限り、上昇します。これから証券取引所に上場(IPO)しようとする企業には、将来有望で・成長性の高い企業が多く、投資家の期待が高くなるので、買いたいと思う株数が上回りつづけ、予想を越えてどんどん高くなっていくのです。
 
IPO株式の約90%は、公開価格(購入価格)より初値が上回っていますので、 抽選で手に入れたIPO株式で損をするリスクはとても低いといえます。
そして、上記の指標とFISCOの予想等を取り入れて、IPOに申し込む銘柄を選別すれば、IPOで損をするリスクは極めて低くなるのです。

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